八重樫帳

生粋のドジっ子

【コラム】技術発達に対する憂い

※この記事は9割がフィクションです

 

皆さんお久しぶりです。八重樫です。

 

 

2016年、私たち日本人の暮らしは科学技術により豊かなものになりました。

 

しかし科学技術には犠牲がつきものです。

 

私たちのインフラを支える飛行機は、本来、人を殺すために作られました。

 

私たちのインフラを支える原子力は、人を殺すために開発が進められました。

 

これらは大戦時に用いられ多くの犠牲者を出しました。

 

しかし、皮肉なことに今の生活の豊かさはこれらの科学技術の発達があってはじめて存在をします。

 

 

 

皆さんは、過剰な科学技術の発達に賛成ですか?反対ですか?

 

 

私は近頃、暴走する科学技術の被害を被っています。被害者です。

 

 

 

その科学技術が使われているのは「トイレ」です。

 

ではトイレの科学技術発達による被害を訴える前に、トイレの歴史について振り返ってみましょう。

 

 

〜紀元前〜

 ギリシアにて、突如墓荒しブームが到来。街中の墓が掘り起こされる。

 国内中がムーブメントに巻き込まれ、生活のための墓荒しではなく、ステータスのために墓を荒らすというのが主な目的となった。

 そのブームに乗じて国は「キング・オブ・墓荒し」を決める大会を開くことを決定。墓荒しの為だけに会場を作り、そこに死者を埋葬することを決定した。

 しかし、本物の死者をどうやって工面するなどが問題となった。倫理的・衛生面的にふさわしくないと判断し、そこで政府は死者の代わりに和菓子とかが入ってる銀色の缶を埋没することを決定した。(下写真は大会で使用された銀色の缶のレプリカ)余談だが、この大会は数年後世界中で市民権を獲得し、今では「タイムカプセル」という名の下で多くの国民に愛されている。

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 会場には専用スタジアム「コロッセオ」が建設された。当初はプレイヤーを10名ぐらいとし、数年使用することを踏まえ建設をしたが、大会が始まると観客や警備員までもが穴掘りはじめ総勢3万人を超える掘りに対して、スタジアムの損害は著しいものとなった。写真の下側が凸凹なのはこのことが原因となっている。

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 部外者の乱入によって大会は中止になると思われたが、政府は何を考えたのか部外者の1名を優勝者として表彰してしまった。その優勝者の名はケルベロスである。そう、犬である。本来の選手でもなければ、一般市民でもない。動物。犬。

 それに腹を立てた参加者達は、抗議の形として掘られた穴に用を足したのである。この模様はBBCをはじめとし全世界へ配信され、それを真似をする物が大勢現れた。中にはYouTubeニコニコ動画で配信をする者の現れる始末である。

 これが俗にいうトイレの誕生である。

 

 

第一次世界大戦下のトイレ〜

 紀元前から始まったトイレの形はWWⅠが訪れるまで形を変えずに伝承されていった。しかし、ここでトイレに進化が訪れるのである。

 進化をさせたのは、私達が住む「日本」であった。日本は他国に比べて領土が狭く、トイレをする場所にも困ったという記述が古事記にも記されている。中でも、用を足そうと穴を掘ると前回使用した者のモノが出てくるというエピソードもある。

 また余談だが童話「花咲かじいさん」の悪い爺が「ここほれワンワン」と言われた場所を掘ると糞尿が出てきたという話もこの逸話が由来である。そして勘の良い人は察したと思われるが、ここでの犬はケルベロスのことである。

 話を戻す。そこで、日本の当時の首相であったワンガリ・マータイは「MOTTAINAI」というフレーズを掲げ、トイレの再利用に全力を挙げることを政策とした。掲載した写真は、当時の政党ポスターである。

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 政府は、漆器職人の協力を要請し3時間の歳月をかけて、掘った穴に漆器を当てはめることを考えついた。コレが「和式便所」の最初の姿である。またまた余談だが、和式便所の「和」は首相のワンガリの「ワ」の部分から由来している。

 

第二次世界大戦下のトイレ〜

 第二次世界大戦が始まっても日本の敵対国であったアメリカ政府は和式便所の輸入を一切認めなかった。

 WWⅡが開戦し、各国は戦闘機や戦車を武力とし配備したが、当時のアメリカの大統領であったモトヒロ・シマの「見せましょう。野球の底力を。」発言により、アメリカは大リーガーを前線に置くことを発表した。

 当然大リーガーには戦車、戦闘機はおろそか銃もまともに扱えず結局はボールとバットを武器とした。一見弱小に見えた米軍だが、中枢国は、投手の外のスライダーに手を出してみたり、野手には被弾されまくるという惨敗を喫した。

 しかし米軍にも解決しなければならない問題があった。投手のワイルドピッチ(暴投)数が非常に多かったのである。原因は、紀元前から変わらないトイレの形にあった。ネクストバッターズサークル内で屈み用を足す選手を見て、近眼の投手は捕手と間違え相手チームの選手にボールを投げつける事態が多く発生したからである。確かに画像を見れば、しゃがんでいる選手が二人もいて紛らわしい。

 

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 これを改良するためにつくられたのが「洋式便所」である。この技術により、選手を混同することはなくなった。しかし「スタジアム内で用を足すのは野球に対して失礼なのでは」という声が挙がり、スタジアム外にトイレが設置されるようになった。またまたまた余談だが、日本の甲子園で高校球児が砂を掘るのは、当時の名残であると考えられている。

 

〜その後のトイレ〜

 戦争が集結し、高度経済成長を迎えた日本はトイレの技術を輸入し洋式便所を設置するところが増加した。こうして私たちの豊かな生活は支えられている。

 

 

 

長くなりましたが、以上がトイレの歴史です。

 

しかし、今ではこのトイレの技術が暴走し始めていることに皆さんはお気づきでしょうか。

 

 

その例が「立ち上がった瞬間に水が流れる」ということです。

 

用を足し終えると、大抵の人は紙で拭くという動作に入るかと思います。しかし、先に便が流れてしまうと、便と紙の2回、2回も水を流す必要が発生するのです。

 

これはECOが必要になっている我々の暮らしにとっては耐え難い問題です。

 

また、便の形状や色をみて自分の健康状態を確認するということが不可能になるという問題もあります。

 

自分の健康はやはり自分でチェックし保ちたいものですよね。

 

 

こうして、我々は進化しすぎた科学によって様々なことを奪われてしまっているのです。

 

この記事を読んでいる貴方ももう一度考えてみてください。

 

 

本当にそのトイレの機能は必要ですか?

 

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

あと自分は和式で足せないタイプの人間です。

 

ウォシュレットとか便座が暖かい技術サイコー